HSK7-9級が開始

中国就職・上海ジェントルの「かつまた」と申します。
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中国語お勉強クラスタの皆さんはご存知だと思いますが、HSK7-9級が今年11月の試験から開始されます。

●新HSKと旧HSK
HSKは2010年に現行制度に代わり、「新HSK」と呼ばれています。
もう早くも12年過ぎました。

HSKの運営主体も2010年のタイミングで、変わりましたが、2012年ぐらいまで、一部の都市(北京、天津、あと何故か無錫)で、旧HSKが平行して実施されていました。が、今は完全に「新HSK」にとってかわられました。

旧HSKは、初中等と高級に分かれており、初中等(3-6 ※1-2は存在しない)、高級(7-11)となっていました。つまり、現行の級別で出願・60%合格制ではなく、初中等なら初中等に出願して、「〇点だから君は初中等の5級だよ」という感じで認定されていたようです。
※わたしも旧HSKは受けたことが無いので、正確じゃないかも知れません

初中等の6が現在の5級相当、中国留学1年ぐらいでそのラインを目指してください、という感じだったそうです。

翻って、高級7-11は、激ムズ。ありえないレベルでした。
昔、問題を見たことありますが、クラクラしました。

●とっつきやすくしたのが新HSK
従来の旧HSK、特に7-11の高級はトンでもない難しさで、「中国語は世界一難しい言語だから」と、中国人がドヤ顔するには良かったかもしれません。
しかし、「中国語を学ぶ外国人を増やし、中国のファンになってもらう」という外国語学習の要旨からは大きく外れるものでした。

したがって、「読む・聞き取る・書く」という基本の3つをバランスよく配置し、勉強しやすく作り直したのが現行の新HSKです。
また、話すに特化したHSKKといいう新たな区分も独立して設けられました。

合格ラインは、「読む・聞き取る・書く」の合計で60%を超えれば良いという比較的優しめな合格ラインになりました。

●簡単すぎたw
今度は、新たな問題が。簡単すぎたのです。

全くの初学者が、真面目に勉強してコツをつかめば、HSK5に合格するのは(特に漢字がわかる日本人には)簡単です。
しかし、国家汉办(HSKの運営主体)に言わせれば、上から2番目、ビジネスレベル、だそうです。
そして、最高級の6級は、母語レベル、と規定されています。

6級も、いわゆる自頭が良いタイプの方が1年以内に受かるのは珍しくありません。
合格ラインも60%で良く、「読む・聞き取る・書く」の3区分で足切りもありません。

●5,6級に合格して分かる、全然大したこと無いし、中国語の学習に終わりがない問題
5,6級に合格するようになって、初めてわかることがあります。

「あ、これ、全然ビジネスレベルじゃないわ」ってことに。
ビジネスレベルどころか、5級だと日常会話に詰まるレベル。
ぶっちゃけ、会議など、がっつり話して聞くシーンでは、中国人が何言ってるかほとんど聞き取れてない人も多いと思います。

なので、(中検準1とか狙わない場合は)6級合格後は、高得点を狙って、受け続けるしかありません。
しかし、180でも合格は合格なので、モチベーションが続かない方が多かったんじゃないかなと思います。


●そして、ついに設定されたHSK7-9級!
どうも、HSKの7-9級は、過去の高級のように、分かれていません。
スコアで君7級ね、とか認定されるのでしょうか。

なんせ、今年の11月から追加される区分なので、過去問もまだありません。



なお、従来の1-6級はこれまで通り、ひとまず継続実施のようです。

わたしは、11年ぶりの大改訂なので、燃えてます。トライしようと思います。

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カテゴリ: 
中国語学習